涙、涙の練習ドライブ。

NO IMAGE

こんにちは~ 昨日は主人が入るお墓へ自力で行きたいので、練習ドライブに行ってきました。12月10日が四十九日法要と、納骨があるので、できれば私の車の助手席に主人の遺骨を乗せて、連れて行きたかったからです。 結論から言いますと、完走できました 10日は11時から法要で10時にはお寺に到着したいので、余裕をみて7時半に家を出れば10時には着けるだろうということで7時半に出発。カーナビでは1時間半で到着できることにはなっていましたが、1時間早めに家を出ました。 私は30歳で主人の強い勧めで免許だけとりましたが、40歳までペーパードライバーでした。でも田舎に引っ越しし、自分で運転できないと困るし、万が一主人が病気になった時に私が運転をしないといけないので、主人のスパルタ教育で(ほんまに厳しかった💦)運転が出来るようになりました。 でも車は前の部分がない軽トラックか、前の部分が飛び出ていない軽自動車しか乗れません。前の部分の意味がわからんと思いますが、どういったらいいんでしょう?前のボンネットの部分が短い方が前の車との車間距離がわかりやすいので、それしか乗れません。 しかも自宅から買い物に行くルートと、実家へ行くルート以外はほとんど走ったことがなく、旅行先では私が運転することもありましたが、その時は主人が横に座っててくれていたので安心感がありました。 だから一人で京都市内を通過してお寺まで行くには相当な勇気がいったのです。 クネクネした細い山道は得意なんですけど、大きな国道で車線が多い所とか苦手です。もちろん高速道路は走れません。 そんな私が「どうしても主人を助手席に乗せてお寺に連れて行きたい」という思いから、決行したんです。 まず山道を下り、国道に出ました。国道の途中までは1人でも運転したことがある場所なので、大丈夫でした。そして途中からは未知の世界です。 何度も何度も通った道ですが、私はいつも助手席でした。好きな音楽を聴きながら運転するのはとても気持ちがいいものでした。 でも運転していて色んなものが目に入るのです。 主人と行った店。その店で話をしたことや、主人の表情が蘇ります。なぜかはっきりと覚えているんです。全てを。 他に行ったことがないけど、一度あの店に行きたいね、今年の冬は必ず行こうねと言っていた店を見て、会話も思い出し、涙があふれて止まりません。 そして市内まで、渋滞でした。この時間帯はよく渋滞するんです。1キロ進むのに30分くらいかかりました。 そこで思い出してしまったんです。この道は、私が大けがをしてドクターヘリで運び込まれた「京都第二赤十字病院」へ行く道だと。 私が入院している時、毎日、毎日来てくれました。「遠いから、毎日来なくてもいいよ」と言っても毎日来てくれて、特に面白い話をするわけでもなく、ただ私のベッドの横に2時間座り、帰っていくのです。 私が入院したのは7月1日でした。ちょうど夏野菜の収穫が忙しい時期です。 主人は早朝から野菜を収穫した後に、この大渋滞の道を運転して、私の顔を2時間見て、そして又この渋滞の道を通って家に帰り、収穫した野菜の出荷作業をしていたんだ・・・。 自分で運転しなければわからなかった事。こんな道を往復していたんだと気づき、もう泣けて、泣けて、悲しい涙なのか、寂しい涙なのか、感動の涙なのかわからない状態でした。 そして京都市内に入りました。今度は別の事を思い出しました。 毎年10月くらいに本の出版をして、12月に京都の河原町で出版にかかわったスタッフ全員で打ち上げをしていたんです。 私は京都まで運転は出来ないし、飲み会なので、「近くの駅まで自分で運転して駐車場に車を置いて、そこから電車で行って、帰りは代行タクシーで帰ってくるよ」そういつも言うんですが、主人は 「わしが京都まで連れて行ってあげるし、何時になってもいいので楽しんでおいで」と言い京都まで連れて行って、そして打ち上げが終わるまで待っていてくれるんです。 私は「何時間かかるかわからないし、待ってると気になるし、代行タクシーで帰ってくるから」と言っても「わしも河原町で美味しいもんを食べたいやんけ。お互い楽しもうぜ」とか言い、結局毎年送迎してくれるんです。 でもいつもですが、主人は美味しいものを1人で食べるわけでもなく、暇つぶしにパチンコをして、大負けして、ケンタッキーフライドチキンを買い、持ち込みOKのインターネットカフェで時間をつぶしているんです。 私が飲みに行くときに必ず主人が言う事。「何時になってもかめへん、わしの事も気にせんでエエ。ただし足元がふらつくような飲み方はするな、一応女やから」そう言います。 「一応女やから」の『一応』ってなんやねん、って思いますが、私を気遣ってふらふらすると危ないという心配でそう言っているんです。 そんなことも思い出し、京都市内でも涙、涙。 大文字の山が見えてくると、毎回「あれはな大文字の山で・・・・」と毎回うんちくを垂れていたことを思い出し、本当に、イチイチ思い出すことばかりなんです。 色んな事を思い出すたびに涙がこぼれるんですけど、なぜか周りの景色、前も後ろも横もはっきりと見えるんです。だから涙で運転が危ないという事は全くなかった。 胸の主人が入ったペンダントのおかげだと思います。信号待ちのたびにペンダントをギュッと握っていたから。 そして無事に到着しました。カーナビでは1時間半で到着する予定が2時間半かかりました。 着いた瞬間、大号泣。 来れた、来れた、一人で来れたよ・・・全く怖くなかったよ、泣く余裕もあるほど。 ここで主人の言葉を思い出しました。 『お前はな、実続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

Source: 「Farmers KEIKO 農家の台所」【総合】

総合カテゴリの最新記事